避妊に関して

避妊に関して

記事更新日:2024年2月20日

【避妊(低用量ピル等)について】
Reproductive rights of women (女性の生殖権)は、基本的人権の一つと考えられているので、避妊ピルを含め避妊方法はNHS(National Health Service/ナショナル・ヘルス・サービス)無料で処方してくれます。

The UK(イギリス、ウェールズ、スコットランド、北アイルランドの連合4か国)のうち、イギリスでは、2023年12月から、一般の薬局で、がかかりつけ医とのコンサルテーションなしで2種類のContraceptive pill (コントラセプティヴ・ピル/低用量ピル)が無料で処方されることが可能になる予定です。
ただし、薬局が政府への届出をする必要があるため、実際に多くの薬局で処方可能となるのは、2024年前半となると見られています。
2種類のうち、Mini pill(ミニ・ピル/progestogen-only)は薬剤師からの質問はない予定ですが、combined oestrogen and progestogen pillと呼ばれている複合型のピルの場合、安全性確保のため、血圧と体重のチェックが必要なようです。
情報は、独立新聞紙のガーディアン紙のここより。

持病や健康について少しでも気になることがある場合は、GP(ジーピー/かかりつけ医)に相談しましょう。
GP(ジーピー/かかりつけ医)と話して、一番適した避妊方法について話し合い、低用量ピルが適切だと判断された場合は、Prescription(プレスクリプション/処方箋)をもらえます。
処方箋をもって薬局に行くと、そこでピルを無料で処方してもらえます。
通常の薬だと、Prescription Chareges(プレスクリプション・チャージズ /処方箋代)として、9.65 パウンド(2023年8月1日現在)を課金されますが、低用量ピルについては、女性の性を女性がコントロールできることは基本的人権の1つだと考えられているので、無料となっています。

私の場合は、Migrain(ミグレイン或いはマイグレイン/偏頭痛)もちのため、当時3種類あった低用量ピルのうち1種類が血栓を作る可能性が非常に低いということで処方されました。他にも避妊法(コイル装着等)はいくつかあるので、ざっと説明を受けて、資料をもらって考えたのですが、私は結局低用量ピルにしました。どの避妊法を選んでも無料です。
NHSの公式サイトに避妊方法の一覧とそれについてのQ&Aがあります。ここより。
私は、何度か引っ越してGP Surgery (ジーピー・サージェリー/かかりつけ医のいる医院)も変わりましたが、どこでも女性医師はたくさんいて、女性医師を指定することが可能でした。もし、私のように女性医師に話したいという人は、レセプションで、女性医師を指定したいと話せば大丈夫です。
処方箋代については、変更されることがあるので、ここから最新情報をチェックしましょう。

イギリスを含むヨーロッパでは、ボーイフレンドやパートナーがいなくても、10代のうちから低用量ピルを服用しているひとは、かなりいます。気軽にかかりつけ医に相談しましょう。
ヨーロピアンのパートナーやボーイフレンドだと、女性が低用量ピルを服用しているのはごく普通だと思っている場合もあります。妊娠する予定がない場合は、避妊についてきちんと話し合いましょう。