online immigration status (eVisa) について

online immigration status (eVisa) について

(更新日ː 2024年12月30日)
年末・年始は、イギリス国外に旅行に行く人も多いと思いますが、2025年1月1日からのeVisaのみにすることには無理があるだろうということで、有効期限の切れているidentity documents(アイデンティティー・ドキュメンツ/BRP等)を空港で見せることで通過できるようにする、というメールがeVisa Direct Messagingからきました。
基本的には、有効期限が2024年12月31日までだったとしても、2025年3月31日までは通用できるようにするので、念のため、たとえ既にeVisaをもっていたとしてもBRP等をもって旅行に出かけるようにとのことでした。
eVisaは自動的にチェックされるはずではあるのですが、イギリス国外へ旅行へ行く際は、念のためShare code(シェア・コードーいったん発行されたShare codeは90日間有効)をつくり、それをメモして携帯するように、とのことでした。
Shar codeの説明は、下記のUK公式サイトにあります。
オンライン上で簡単にShare codeの取得ができます。
https://www.gov.uk/view-prove-immigration-status

※なお、パスポートを更新した際、住所や電話番号が変った際は、このeVisaの登録内容も更新しておきましょう。もし、家族の代理として数人分を登録している場合も、全員の情報確認しておきましょう。

(更新日ː 2024年6月)

多くのBRP(Biometric Residence Permits)は、2024年12月31日が有効期限となっています。
(※Indefinite Leave to Remainや、実際のVisaの有効期限に変更はありません)
2025年1月1日からは、eVisaがBRPの代わりとなり、物理的なカードやスタンプ等ではなく、システム上でチェックできるようになる予定だそうです。

基本的には、メール等でこのシステムに登録するよう連絡が来る予定で、Homeofficeのサイトにも、「Homeofficeからの連絡があるまでは、まだ登録しなくていい」という記載があるものの、下記のガーディアン紙の記事にもあるように、Solicitorがビザの手続きをしていた場合、Solicitorのメールに案内が届き、(現段階では)個人特定ができないようにしているそうなので、Solicitorも本人にメールを転送できない可能性があることを指摘していました。
メールでの招待がなくても、登録はできるようで、下記のHome Officeのサイトに一連の方法が記載されています。
まだ時間はあるので、周りの人たちが登録しはじめて問題が出尽くしてから登録する、というのも一つの考え方かもしれません。
登録は無料です。

The UKの中でのイギリスに関しての情報は、下記のCitizen Adviceのサイトが個人的には分かりやすかったです。
登録は2024年の12月末までで、まだ時間はあるので、ざっと上記のCitizen AdviceのサイトとHome Officeのサイトを確認しておくとよいと思います。
もし、登録がうまくいかない等あれば、Citizen Adviceのページにどの機関に相談できるか記載されているので参考にしましょう。
BBCニュース等を聞く時に、この話題が出たら少し気にして聞いておくとよいと思います。

Citizen Adviceのサイトː
https://www.citizensadvice.org.uk/immigration/online-immigration-status/getting-an-online-immigration-status-evisa/

Homeofficeのサイトː
https://www.gov.uk/get-access-evisa

Guardian Newspaperの記事ː
https://www.theguardian.com/uk-news/article/2024/may/18/digital-visa-switch-uk-immigrants-december-deadline?CMP=Share_AndroidApp_Other

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