最低賃金(Minimum Wage/ミニマム・ウェージ)

最低賃金(Minimum Wage/ミニマム・ウェージ)

(最新更新日時:2024年2月)
最低賃金は、毎年4月に更新されます。
イギリス政府の公式サイトで確認できます。
https://www.gov.uk/national-minimum-wage-rates

イギリスでは、都道府県といった区別はなく、国全体に適用されます。

2023年3月31日まで
23歳かそれ以上の場合:10.42 パウンズ

2023年4月1日以降
21歳か21歳以上:11.44 パウンズ

イギリスや他のヨーロッパ諸国でも、サービス残業といった考えは存在せず、それは、あきらかに法律違反です。
また、日本人雇用主が、日本人従業員だけに残業を強要し、残業代を支払わない例も残念ながら見られます。
雇用者と話しても状況が改善されない、或いは、雇用者と話すことが危険であるとみられるような場合は、すぐに公式の相談所(ACASかCitizen Advice)に相談しましょう。
話した内容やメールでのやり取り、残業状況については、きちんとメモを残しておきましょう。

ACAS (エイカス the Advisory, Conciliation and Arbitration Service)
無料での電話・オンラインでの相談可。
私も何度かお世話になりましたが、外国人の発音にも慣れていて親切なので、直接電話で話すことをお勧めします。

Citizen Advice(シティズン・アドヴァイス)
困りごとならなんでも。
フラットの賃貸契約問題、仕事での問題や借金の問題等。
「Search Button」から、自分の住んでいるPost code(郵便番号)で最寄りの場所を探せます。
上記のサイトにも記載されていますが、Citizen Adviceには、その区域の住人のみに相談をオープンしているところもあります。
また、区域によっては、多くの人がCitizen Adviceに相談にくるため、First come First served Basis (ファーストカム・ファーストサーヴド・ベイシス ー 列に並んだ人の最初の人から順に対応)で、対応できる人数は限られているため、開庁時間の1時間以上前から長い列ができている場合もあります。時間通りに行くと、人が多すぎて、他の日にきてまた並び直してください、いう場合も。
まず電話で確認することをお勧めします。
外国人の発音にも慣れているので、恐れずに電話しましょう。

日本とは税制も違い、税率も違います。
下記のツールで、完全に正確でなくても、大体の手取り金額が分かります。
Salary Calculator (給料計算)
イギリスやヨーロッパでは年棒制のことが多く、残業がないのが普通なので、以下の給料計算Websiteから大体の手取り給料を知ることができます。
また、フルタイムではなく、時間給で不規則な働き方をしている場合にも
どの程度の税金がひかれ、どのぐらいが手元に残るのかが確認できます。


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      (最新更新日:2024年2月16日) ※現時点で分かる範囲で正しいと判断される情報を掲載していますが、イギリス政府の公式サイト等も記載しているので、必ず最新情報を自分で確認しましょう。 イギリスには、日本のような歪な仕組、正規・非正規、フルタイムパート、アルバイト等は存在しません。 日本の仕組はまず、頭から消し去りましょう。 イギリスでは、働く形態としては、以下の3つで、それぞれ、働く人の権利も異なります。 イギリスを含むヨーロッパでは、自分の権利を理解しておくのは、自分の責任でもあります。 ...